美しい海を守る
ルール・マナー
宮古島の透き通った海とサンゴ礁を未来に残すために。
みんなで守るルールとマナーをご紹介します。
八重干瀬を守る5つのルール
日本のグレートバリアリーフ「八重干瀬(やびじ)」を大切にするための基本ルールです
八重干瀬(やびじ)について
宮古島の北方沖に位置する日本最大級の卓状サンゴ礁群。南北約17km、東西約6.5kmに広がり、「日本のグレートバリアリーフ」とも呼ばれています。2013年に国の名勝及び天然記念物に指定されました。
気候変動による白化現象が深刻化しています。私たち一人ひとりの行動が、この美しいサンゴ礁を守ります。
サンゴに触れない、サンゴの上に立たない
- • 背の立つ水深の浅瀬では、立ち泳ぎをやめましょう
- • サンゴを壊してしまうと、回復には何年もかかります
- • 触れると手足を切ったり刺さったりする危険があります
ウェットスーツやライフジャケットを着用する
- • 海面に水平姿勢で浮くことができ、浅瀬のサンゴを触ったり蹴ったりすることを防げます
- • 素肌を覆うことでケガを防ぎ、クラゲなどの危険生物から身を守ります
「サンゴに優しいタイプの日焼け止め」を選ぶ
- • ほとんどの日焼け止めには、ごく少量でもサンゴを死なせてしまう化学物質が含まれています
- • 「オキシベンゾン」や「オクチノキサート」など、サンゴに有害な成分を含まないものを選びましょう
- • 手首足首までのラッシュガードを代用し、日焼け止めの使用量を抑えることができます
水中生物にストレスを与えない
- • 水中生物を追いかけない、触れないようにしましょう
- • 餌付けは魚を病気にし、生態系を壊します
浅いサンゴ礁域でのロングフィンの使用は避ける
- • 初心者やトレーニングを受けてない人は使用しないようにしましょう
- • 常に足元とフィンに注意を払いましょう。サンゴへの接触で最も害が大きいのはフィンによるものです
環境保護のマナー
美しい海を未来につなぐために、できることから始めましょう
触らない
サンゴや海洋生物には触れない。一見岩のように見えるものも生物の可能性があります。
中性浮力の維持
適切なウエイト量とBCDコントロールで、海底やサンゴに接触しないよう浮力を保ちます。
餌付けをしない
魚への餌付けは生態系のバランスを崩し、魚の行動を変えてしまいます。
日焼け止めの選択
サンゴに有害な成分を含まない、リーフセーフな日焼け止めを使用しましょう。
採取禁止
貝殻、サンゴ、その他の海洋生物や自然物の採取は厳禁です。
ゴミの持ち帰り
自分のゴミは必ず持ち帰り、見つけたゴミも可能な限り回収しましょう。
撮影マナー
美しい瞬間を記録しながら、海の生き物たちを守りましょう
推奨される撮影
- 適切な距離を保って撮影
- フラッシュは最小限に
- 生物の自然な姿を撮影
- 他のダイバーに配慮
避けるべき行為
- 生物を追い回しての撮影
- サンゴに接触しての撮影
- 生物にストレスを与える撮影
- 他者の撮影を妨げる行為
ダイビング基本ルール
安全で楽しいダイビングのために守るべき基本事項
安全管理
- ライセンス(Cカード)の携帯必須
- ガイドダイバーの指示に従う
- 体調不良時は無理をしない
- 飲酒後のダイビング禁止
- ダイビング保険への加入推奨
器材と装備
- 適切な器材の使用と点検
- ウェットスーツの着用推奨
- 浮力調整の確実な実施
- 緊急用器材の確認
違反行為と罰則
以下の行為は法令違反となり、罰則の対象となる場合があります:
- • サンゴの採取・破壊(自然公園法、県条例違反)
- • 保護生物の捕獲・傷害(種の保存法違反)
- • 指定区域での無許可ダイビング(漁業調整規則違反)
- • 環境汚染行為(海洋汚染防止法違反)
違反者は罰金や懲役刑に処される可能性があります。
信頼できるマリンショップ選びのポイント
良いマリンアクティビティ体験は
「水中」だけでなく「サービス全体」で決まります
スタッフの質
丁寧な指導と水中でのきめ細やかなサポート。一人ひとりのレベルに合わせた対応。
安全性と設備
器材の衛生管理、自社船の有無、温水シャワーなど快適な設備。
柔軟な対応
海況変化への対応、日程調整の提案など、顧客に寄り添う姿勢。
宮古島美ら海連絡協議会の加盟ショップは、
厳格な安全基準を満たし、地域の海を熟知したプロフェッショナル集団です。